COMMITMENT TO
ORIGINAL
NEW MEDICINE

オリジナル新薬へのこだわり

JTから⽣まれたオリジナル新薬

2013年以降、4つの自社創製化合物が製品として上市を果たし、
医療の現場で活用されています。

  • elvitegravir

    JTが創製したインテグラーゼ阻害化合物であり、導出先のギリアド・サイエンシズ社がelvitegravirを含む「スタリビルド配合錠」「ゲンボイヤ配合錠」を、抗HIV薬として世界中で承認取得・販売しています。

  • trametinib

    JTが創製した世界初のMEK阻害化合物であり、導出先のノバルティス社が「メキニスト錠」を、メラノーマや非小細胞肺がんの治療薬として世界中で承認取得・販売しています。

  • delgocitinib

    JTが創製・自社開発した化合物であり、世界初の外用JAK阻害薬「コレクチム軟膏」を、アトピー性皮膚炎治療薬として国内承認取得・販売しています。

    delgocitinib

  • enarodustat

    JTが創製・自社開発した化合物であり、HIF-PH阻害薬「エナロイ錠」を、腎性貧血治療薬として国内承認取得・販売しています。

    enarodustat

基本戦略

JTではオリジナル新薬の開発に向けた基本戦略を⽴てています。

  • 患者様の⽬線でアンメットメディカルニーズを徹底的に探る
  • TPP(Target Product Profile)を満たす創薬標的(新規テーマ)を設定
  • 「First in class」のオリジナル新薬を目指す
  • 低分⼦創薬への集中
  • 主な研究開発領域への集中
  • 創薬⼒の向上(創薬技術の拡⼤、創薬プロセスのスピードアップ、創薬確度の向上)
  • グローバル開発に向けたパートナー会社への早期導出
  • 外部研究機関とのオープンイノベーション推進
画期的なオリジナル新薬を継続的に創出するために

画期的なオリジナル新薬を
継続的に創出するために

画期的なオリジナル新薬を継続的に創出するためには、継続的に適切な創薬標的(新規テーマ)を設定した上で、創薬確度を向上させ、創薬スピードを加速させる必要があります。
そのため、JTではAI創薬技術をはじめとした最先端・独⾃の創薬基盤技術を拡⼤・利活⽤しながら進めています。

01

創薬標的(新規テーマ)の設定

オリジナル新薬を継続的に創出するために、創薬につながる多くのアイデアを集め・貯め込み、アンメットメディカルニーズに対応できる創薬標的(新規テーマ)を選別しています。

創薬標的(新規テーマ)の設定
02

創薬⼒向上の取り組み

オリジナル新薬を継続的に創出するために、更なる「創薬⼒の向上」に取り組んでいます。
最先端・独自の創薬技術を利活用しながら、創薬研究プロセスの効率化を目指しています。

01.創薬技術の拡⼤
  • 創薬とAIの両⽅が解る研究者の育成/オリジナルAI創薬技術の確⽴・創薬プロセスへの実装
  • 従来の低分⼦創薬に加え、新たなアプローチ(タンパクの相互作用制御等)による低分⼦創薬の拡⼤
  • ヒト⽣体・病態を模倣した⾼次細胞評価系(iPS細胞 x デバイス、オルガノイド等)の確⽴
02.創薬プロセスのスピードアップ(化合物創出)
  • 3次元構造シミュレーションとAI技術による化合物の発生・プロファイル予測システムの活用
  • 化合物評価のロボット化、ミニチュア化によるウルトラ・ハイスループットスクリーニング
  • 有効性/吸収性/体内動態/安全性項⽬によるMPO(Multi-Parameter Optimization)
03.創薬確度の向上
  • ヒト疾患ビックデータを⽤いたバイオインフォマティクス解析による創薬標的探索・適応症最適化
  • ヒト予測(有効性、安全性、吸収性、体内動態)技術の強化
  • ヒトへのトランスレーショナルリサーチの強化(臨床バイオマーカー検討等)
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