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TOBACCO BUSINESS

JTにおけるあらゆるたばこ製品の製造を担い、自信をもってお客様に届けられる商品作りを追求する

製造 JTにおけるあらゆるたばこ製品の製造を担い、 自信をもってお客様に届けられる商品作りを追求する

Summary

たばこの製造に関わる業務は、研究開発/原料調達がつないできた価値・想いを技術力で形にし、営業が自信をもってお客様に届けられる商品を「作る」役割を担っています。高品質なたばこを、適切なコストで製造し、確実にお客様の手元にお届けすることが最大のミッションです。

「Quality」「Cost」「Delivery」をそれぞれ高次元に追求していくというミッション達成に向け、生産技術開発、製造体制の構築、設備/機械の導入・改善といった活動を行っています。

たばこは「機械」で製造していますが、機械の開発も、自動制御のソフトも、部品交換の周期も、求められている品質基準を満たしているかという出荷の判断も、すべて「人」が作り、決めています。そのため、私たちは「人」がたばこを作っていると考えています。だからこそ、各人がプロフェッショナルとして様々なスキルを発揮して活躍できるよう、一人ひとりの成長を大切にし、たばこを作っています。

Topics

  • たばこができるまで
  • 工場での業務内容
  • 若手社員の課題改善への取り組みの一例
  • 製造の仕事の醍醐味

たばこができるまで

たばこの製造に関する業務は様々ありますが、ここでは工場での初期配属として多い業務について紹介します。

まず、業務紹介をする前に、工場でのたばこ作りの工程について紹介します。たばこ工場の工程は「原料加工工程」と「製品工程」に分かれており、「原料加工工程」では、たばこ原料の混ぜ合わせ、刻み、味付けをしており、「製品工程」では、味付けされたたばこ原料(刻)に紙、フィルターなどの材料を組み合わせ、箱詰めし、最終製品を作っています。それぞれ原料加工工程ではスケールの大きな設備機械で一回数千キロ単位の原料を加工しており、製品工程では一つの機械で1分間に2万本というスピードで紙巻きたばこを製造しています。

工場の役割 (紙巻きたばこ)

たばこ作りの工程

原料加工工程
  • 01

    原料貯蔵倉庫

    “葉たばこ”をシステム管理で貯蔵し、製造計画に併せて自動で払い出します。

  • 02

    調和・加香

    回転するドラムの中で、熱と水分を加え、“葉たばこ”を柔らかくほぐし、たばこ本来の香りと味を引き出します。さらに香料を加え、味をととのえます。

  • 03

    裁刻

    ブレンドされた“葉たばこ”を細かく刻んだ後、乾燥し、仕上げの香料を加えます。この状態を“刻”といいます。

製品工程 検査・出荷
  • 04

    巻上機

    “刻”を紙で巻き、決められた長さに切断します。フィルターを挿入しチップペーパーで巻くと「紙巻きたばこ」の出来上がりです。1分間に約20,000本の紙巻きたばこを製造することが可能です。

  • 05

    リザーバー

    紙巻きたばこを一時貯蔵するための機械です。巻上機と包装機の稼働状況により、受入と供給の差を調整します。最大10万本の紙巻きたばこを一時貯蔵する機能を備えています。

  • 06

    包装機

    紙巻きたばこを20本ずつアルミ箔で中包みし、小箱に詰めます。

工場での業務内容

機械/設備の改良
工場で稼働している機械/設備のさらなる安定稼働や品質の向上のため、エンジニアとしての技術力を活かし、日々改良しています。また、機械/設備の経年劣化や新製品の製造など、常に環境は変化しています。その変化に対応するとともに将来の変化を見据えて、機械/設備の機構そのものや工程制御のプログラム改善を行っています。

オペレーション(人の動き)の改善
工場では多くの人が働いており、一定の決まりがないと各人の行動/判断がバラバラになり、生産効率の低下や、製品の品質にも影響が出てきます。共通のビジョンを持ち、ルールに基づいて各人が行動/判断するために、ルールの意味/本質を考えて改善を行うことも大切な仕事です。

そのほか、いつ/どの機械で/どのくらいの量を生産するか日々の実績に対してコントロールする生産管理や、原材料を過不足なく調達して最適な在庫となるよう取り組む物流/調達業務、品質管理、工程設備の保守・更新計画の策定なども工場での業務です。
さらに、近年はRRP(Reduced -Risk Products)※のように新たなたばこを製造するための機械設備の開発・新規導入の検討・試験にも工場の最前線で関わっています。
※RRP(Reduced -Risk Products):喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品

エンジニアリングの面白みと、新たな戦略で、製造グループを創っていく。

若手社員の課題改善への
取り組みの一例

ここで、若手社員のある課題に対する改善の一例を紹介します。
担当業務である生産実績整理の中でデータを分析したところ、一部種類の製品で原材料のロスが大きいことを発見。上司、メンバーと相談し、ロス低減を課題として着手することにしました。

  • ① 現状分析 機械Aの前後のデータを比較し、機械Aでロスが多く出ていることを特定。
  • ② 仮説立て 機械Aの前の工程には機械Bがあり、機械Bでの原料の粒度変化が原因で、機械Aのロスが多く発生していると推測。機械Bの設定値を変更すれば、機械Aでのロスを減らせるのではないかと仮説を立てる。
  • ③ 試験立案 品質への影響がない範囲の設定値を確認し、機械Bに詳しいメンバーに相談して設定値の変更の幅を決め、製造に影響が出ないスケジュールを確認し、試験計画を作成する。
  • ④ 周りへの共有、試験実行 関係部署、部署内のメンバーの協力を得るため資料を作成して説明し、試験を実施する。
  • ⑤ 試験結果の分析 試験結果のデータから、設定値の変更がロス低減に有効であったか分析し、効果を確認する。
  • ⑥ 設定値変更 試験結果のデータをまとめ、メンバーに報告して共通認識をもち、上司の承認をもらい、設定値の変更を決定。
  • ⑦ ロス低減効果の確認 設定値変更した状態で一か月製造した結果、月100万円相当のロス低減に成功!!

このように、エンジニアとしての知識/スキルを用いて、仮説、検証を繰り返し、メンバーと協力しながら、共通のゴールに向かって日々取り組んでいます。

製造の仕事の醍醐味

たばこは一人では作れません。周りを巻き込み、協力し合い、助け合いながら仕事をしていくことが大切となります。 入社後、たばこの作り方、機械設備の仕組みなど自身の知識/スキルを増やしていくことになりますが、それだけでなく人の動き/想いを学び、自身のスキルアップを実感しながらチームで目標を達成していくことが、仕事の醍醐味です。

MESSAGE

学生のみなさんへ

たばこ作りは一人ではできず、チームで作っています。だからこそ、一緒に考えて協力し、チームとして同じゴールを目指し、達成できたときには、かけがえのないモノ作りの面白さ、喜びがあります。その喜びを共有できる仲間を探しています!

その他の部門

JT Recruit