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Meet Our People

こちらを見て微笑む赤松さんの写真

何を変えて、何を守るか。
新たな製造の現場をつくる。

Profile プロフィール

2015年入社
製造 Manufacturing
赤松 亮太 Ryota Akamatsu

2015年入社。東海工場製造部に配属され、原料加工を担当。2019年からJTI Trier factory(ドイツ)にて1年間勤務ののち、2020から本社 技術部 原料加工技術チームに配属。現在は2022 ManufacturingPlanning (旧:製造部 戦略チーム)にて日本の製造グループの戦略策定を担当。

※2022年以前の配属先部署・チーム名については、組織改編により現在の名称と異なります。

Topics

  • 職業を選ぶのではなく、好きな会社を選んだ。
  • 新規デバイスの量産体制を確立。
  • ドイツ工場での苦悩と喜び。
  • 製造グループのOne Teamをつくる。

職業を選ぶのではなく、
好きな会社を選んだ。

大学院では、機能発現工学という学問を専攻していました。簡単に言うと、資源・エネルギーを効率よく利用するための材料・物質・プロセスの開発に関すること。その中でも私は、アストロバイオロジーという宇宙における生命の起源という壮大なテーマを研究していました。何となく研究者になるという学内の一般的な道筋を頭の片隅に置きながらの就職活動。化学メーカーを中心に企業研究をしていましたが、違和感を拭いきれませんでした。自分は本当に研究者になりたいのだろうか。化学メーカーでいいのだろうか。これまで培ってきた研究や学んだ知識を活かせる会社にいけばいいと単純に考えていたのですが、そもそもそれは自分のやりたいことなのか。そんな疑問が頭をもたげてきたのです。

そこで、一旦リセットして、素直に興味をもった業界を見てみようと思いました。まずは、生活に身近な食品メーカーや消費財メーカーなどを回り、その過程でJTとの出会いがありました。選考が進むにつれ、様々な先輩たちの話を聞く機会を得て、実に多様なバックグランドをもたれた方々が、多彩なキャリアパスを経て活躍されている。それぞれ個性的で、とても魅力がある。そうした中、無理に職業を選ぶのではなく、自分に合った会社を選び、キャリアの中でやりたいことを見つける。そんな方向もありなのではと思い、幅広いキャリアパスのあるJTを選びました。

笑顔でインタビューに答える赤松さんの写真

新規デバイスの量産体制を確立。

最初に配属されたのは東海工場の製造部、原料加工を担当しました。収穫した葉たばこに様々な加工処理を施し、乾燥させて裁断して「刻み」という状態にするプロセスが原料加工。入社当初は機械のオペレーションを担当しました。大学院で白衣を着て試験管を振っていた人間がいきなり作業服で機械を操作するという状況は、正直戸惑いもありました。しかし、巨大な設備をオペレーションし、トラブル時は自分の手で解決する。そのダイナミックさに面白さを感じるようになりました。

2年目になると、東海工場で加熱式たばこPloom TECHの生産が始まりました。その中で私は、Ploom TECH工程の立ち上げプロジェクトを担当することになったのですが、これまでの原料加工処理とは全く異なるもの。一から製造条件を確立していかなければならず、かつ、全国拡販に向けて製造数量が逼迫している状況。厳しい納期の中で、新しく立ち上げた工程をコントロールしていかなければなりませんでしたが、JTの未来を担う新しい製品を自分たちの手で作る。そんな気概でプロジェクト遂行に臨みました。あの時のみんなの団結力は、忘れられません。

真剣にパソコンで作業する赤松さんの写真

ドイツ工場での苦悩と喜び。

大きな経験と言えば、現地滞在形式の人財育成プログラムを活用し、1年間ドイツの工場に勤務したことです。当時、加熱式たばこのPloom TECHをつくっていたのは、世界でも東海工場だけだったんです。自分たちがオンリーワンのものを製造していることに、とてもやりがいを感じていました。一方で、世界の工場ではどんな工程で、どのようなものを製造しているのか興味を持っていました。そんな時、チャンスが来たのですぐに飛び込みました。

課題は、工程プロセスの改善。自分を知っているメンバーは当然いない。教えてくれる先輩も、相談相手になってくれる同僚もいない。「こいつは何ができるのだろう」という懐疑的な視線が刺さる中、たった一人で立ち向かわなければならない。最初の1、2ヶ月は辛い思いをしたと記憶しています。苦悩の中、プロセス改善という課題に向けて自分は何ができるのか。この工場にどんな貢献ができるのかを自問するようになりました。そして、それを周囲に伝えるため、関係性の構築に走りました。だんだんと受け入れてもらえるようになり、小さな提案を重ねていきます。そうして信頼関係を築き上げ、最終的にドイツ工場のメンバーと協業で原料ロスの課題解決に貢献することができました。苦悩が深かった分、喜びも大きかったですね。

ミーティングに参加する赤松さんの写真

製造グループの
One Teamをつくる。

現在は、日本の製造グループの戦略を策定するManufacturing Planningというチームに所属しています。JTは2022年1月にたばこ事業の機能を日本と海外で統合しており、One Teamという新体制がスタートしています。

グローバルスタンダードを見据えて、日本の製造グループの中にどうそれらを取り入れて統合していくか。逆に、日本の製造グループの中にもスタンダードがあり、何十年という歳月を経て培ってきたものがあります。何を変えて、何を守っていくか。それを明確にする必要もあります。

この重要なミッションを背負う私のチームは、6名のスタッフとマネージャーで構成されています。その中で海外の製造体制をどう日本に統合していくかを検討しているのが私です。東海工場やドイツの工場で経験してきたことが現在の業務に活きていますし、大きなやりがいを感じています。今後は、製造グループの本社があるスイスでも勤務したいと思っています。就活時代は、やりたい仕事のイメージが具体化できず、相性のよさを感じたJTに入って、キャリアの中でやりたいことを探そうと考えました。今、それが正解だったと胸を張って言えます。

JT Recruit