たばこの川柳

 
たばこの川柳

イラスト

俳句と同様に17文字で表現する「川柳」は、庶民の感情を素直に表現する手段として、江戸時代から人々に親しまれてきました。そんな川柳のなかには、「たばこ」をテーマにしたものも多数。文字のなかに息づく“人々とたばことの関わり”を楽しんでみませんか。
※各川柳をクリックすると、解説を読むことができます。


其の一 鍋鋳掛け(なべいかけ)すてっぺんから煙草にし 其の二 先生と呼んで灰吹き捨てさせる 其の三 煙草屋じゃないかというと袈裟に斬り 其の四 灰吹きを持って見て居る雪の朝 其の五 ワキ僧は煙草盆でもほしく見え 其の六 たばこのむ時にばヾあハゑくぼ出来 其の七 たばこ屋の女房は血止めほどまける 其の八 雨宿り煙管(きせる)を出して叱られる
其の九 ぷんぷんと煙草は匂い銭はなし 其の十 さるだ彦角をはやして吸付る 其の十一 たばこをバ達者にくらう百桟敷(ひゃくさじき) 其の十二 そらたばこすいすいみたり見られたり 其の十三 水茶屋で世の人をたばこにし 其の十四 名の下できせるを廻すひまなこと 其の十五 ふきがらをじゅうといわせるちんこ切 其の十六 付けざしのそばで大きなせきばらい