パイプ・ユーザーへの道
古くはアメリカの先住民も喫煙用に使っていたパイプは、
海を渡り16世紀後半のイギリス貴族の間で大人気に。 その後、素材や形を変えつつ、各国へ普及していった。 1回の喫煙所要時間は、短くても約30〜40分。 現在でも、さまざまな形や素材、 味や香りがスモーカーたちを魅了している。
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パイプの材料としては、「ブライヤー」が主流。 地中海沿岸に自生する、ツツジ科の木の根の部分を用いた 「ブライヤーパイプ」は、火持ちが良くて扱いやすく、 かつ1本1本の表情が異なるため、 初心者にもヘビーユーザーにも人気が高い。 その他には、鉱物が原料の「メシャム」、 粘土を素焼きにしたパイプの元祖「クレイ」、 とうもろこしの茎の部分を使用した「コーン」、 ひょうたんが素材の「キャラバシュ」などがある。 |
パイプのスタンダードといえばコレ! ブライヤーパイプ “同じ形はあっても、同じ木目はない”
と言われるブライヤーパイプ。 素材には、50年以上を経過した原木のみが用いられる。 |
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英語では「ホワイトヒース」と呼ばれる、
ブライヤーの原木 |
素材以上にその形もさまざまなパイプだが、基本の形は2つ!
「ストレート」と「ベント」だ。 ストレートとは、見た目の通り、まっすぐな形のパイプを指し、 ベントとは曲線を描くパイプを指す。 ただし、この2種は、あくまで基本形。 好みに応じて、たくさんのバリエーションのなかから、 好きな形を選ぶことができるのだ! |
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