ホームズとたばこ

ホームズとたばこ 名探偵はたばこがお好き
パイプのあくなきこだわり 天才ゆえの奇行 ヘビー・スモーカーならではの逸話
ヘビー・スモーカーならではの逸話
ワトスン博士は、「ホームズはヘビー・スモーカー」とたびたび語っています。
そうしたホームズだけあって、彼の鋭利な観察眼はたばこの分野でもいかんなく発揮し、「各種タバコの灰の識別について」という論文まで発表していたほどです。
では、全60編のシリーズ中、ホームズのたばこにまつわるエピソードを二、三あげてみましょう。詳しく見る
昨日の吸い残しで朝食前の一服
ホームズは、朝食前にパイプを吸う習慣がありました。そのパイプには、昨日の吸い残しのパイプたばこなどを詰めていたようです(『技師の親指』)。
しかし、パイプに残った昨日の吸い残しのパイプたばこを再び吸っても、にがいだけでおいしいとは思えません。もしかしたらホームズは、味オンチだったのでしょうか。
国王からの“勲章”に等しいプレゼント
ボヘミア国王から直接依頼された事件を終えたホームズは、国王自身から金の「嗅(か)ぎたばこ入れ」を記念にプレゼントされました(『ボヘミアの醜聞』)。
ホームズは以後、この「嗅(か)ぎたばこ入れ」を愛用していたようです。これを開けて、中の嗅(か)ぎたばこをワトソン博士にすすめる(『花嫁失踪事件』)ということも。
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「各種タバコの灰の識別について」の論文
「各種タバコの灰の識別について」という論文まで発表(『緋色の習作(研究)』)し、140種類のパイプたばこや葉巻などの灰の違いを識別できたホームズ。彼にかかると、同じ葉巻の灰でも、キャベツとジャガイモくらいの違いがある(『四つのサイン(署名)』)とか。
ホームズは、そうした“特技”をいかして事件現場に残されたたばこの灰から犯人にせまっていきました。
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