ホームズとたばこ

ホームズとたばこ 名探偵はたばこがお好き
パイプのあくなきこだわり 天才ゆえの奇行 ヘビー・スモーカーならではの逸話
1.パイプへのあくなきこだわり ホームズとパイプ
ホームズは、パイプに対して独自のこだわりを持っていたようです。
例えば、「クレーパイプ」「ブライヤーパイプ」「桜材のパイプ」という3種類のパイプを持っていましたが、特に「クレーパイプ」と「桜材のパイプ」に対しては用途に応じて使い分けていました。
「クレーパイプ」「ブライヤーパイプ」「桜材のパイプ」
推理のための「クレーパイプ」
全60編あるシリーズで最も多く登場するのが「クレーパイプ」
それも当然、「ぼくは頭脳を使っていないといきていけないのさ」(『四つのサイン(署名)』)というホームズは、このパイプでたばこを吸い、立ち上る煙をながめながら事件の謎やトリックを考えていたからです。
「クレーパイプ」
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議論に用いる「桜材のパイプ」
ホームズの性格は、機械的で陰気、そのうえ自尊心とうぬぼれの高さは“青天井”。これには、さすがのワトスン博士も閉口していたようです。そして、事件が解決すると得意げに、自分自身の推理過程や相手の疑問点に答えていきます。
そんなホームズが議論するときに愛用するのが、桜の木を素材とした「桜材のパイプ」。ワトスン博士は、「(ホームズは)思索にふけるよりも議論したいときは、桜材のパイプに火をつけた」(『ぶな屋敷』)と語っています。
「桜材のパイプ」
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