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水車を使ったぜんまい刻み機。明治21(1888)年ごろ、神奈川県・秦野地方で最初に使われ始めたといわれています。 |
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かんな刻み機、ぜんまい刻み機の両者については、当初は生産効率に優れたかんな刻み機が、全国的に広く普及します。しかし明治時代(=1868-1912年)を迎えると、器械としての発展性に富んでいたぜんまい刻み機が、水車や蒸気機関、石油発動機によって動力化され、弱点だった生産効率の低さを補っていきます。これにより、品質・生産効率ともに欠点のなくなったぜんまい刻み機が、急速に各地に普及していったのです。 |
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