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人財への投資
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従業員はJTグループにとって財産であり、従業員の能力と意欲こそが企業活動の原動力となっています。従業員や社会から選ばれる企業でありたいと考えており、よりよい職場環境と企業文化を通じて、優秀な人財を惹きつけるとともに、従業員がやりがいを持ち続けられるようにすることで質の高いパフォーマンスを発揮できるよう努めています。今後もさらに、多様性を尊重する企業文化を創造してまいります。
人財の育成と定着
急激に変化する事業環境において、新型コロナウイルス感染拡大も踏まえ、私たちはさらなる変革を行っていきます。継続的に、優秀な人財を惹きつけ、育成し、定着させるには、柔軟な考え方や在宅勤務など新しい働き方が必要と考えています。
JTグループでは、従業員に対し、グローバルに一貫して行うプログラムから国や地域独自で実施するものまで、幅広い学習プログラムを提供しています。多くの研修はオンライン化しており、在宅勤務においても新しいスキルを習得できます。マネジメントを含むすべての従業員に継続的な人財投資を行うことで、従業員一人ひとりが自らのキャリアをよりよいものとしていくことができるよう後押ししています。
従業員のエンゲージメントが高まることで、従業員の定着率、仕事の生産性や質が向上します。JTグループ全体における従業員エンゲージメントレベルは高く、定着率の高さにもつながっています。
従業員エンゲージメント
JTグループでは、地域や部門単位での従業員エンゲージメントサーベイを毎年実施するほか、グループ全体でのサーベイも3年に一度実施しています。従業員からのフィードバックは、JTグループの強み、進展状況、改善点を把握するのに役立ち、優れた人財マネジメントを展開する企業としての評価を維持する一助にもなっています。
また、海外たばこ事業(JTI)では、毎年従業員エンゲージメントサーベイを実施しています。2021年には、対象となる海外たばこ事業従業員の89%が回答しました。結果として、従業員は会社のビジョンとそれに対する自分の貢献の仕方を明確に理解していることが示され、81%が経営陣を信頼していると回答しました。さらに、従業員エンゲージメントの主な測定項目の一つである「JTIで働くことについてどう感じているか」という質問に対しては87%が好意的な回答でした。一方、部門や国・地域ごとの課題も明らかになったため、それぞれの実情に即した改善に向けたアクションプランを行っていきます。
ダイバーシティ&インクルージョン
JTグループでは、すべての従業員が仕事にやりがいを感じ能力を最大限発揮できるよう、職場におけるダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。私たちは、性別、性自認、性的指向や年齢、国籍だけではなく、経験、専門性など、異なる背景や価値観を尊重し、違いに価値をみいだすことが、会社の持続的な成長につながると考えており、多様化(ダイバーシティ)の推進を経営計画の課題のひとつとして位置付けています。これらの積極的な取り組みが社外からも評価されています。詳細は「社外からの評価」をご覧ください。
ジェンダーの平等 -女性活躍推進
JTグループでは、ダイバーシティ&インクルージョンの一環として、女性活躍推進に積極的に取り組んでいます。女性従業員のさらなる成長に向け、トップマネジメントや直属の上司を対象とした勉強会や、女性従業員を対象とした研修やセミナーを開催しています。女性マネジメント比率については、40%を超えることを理想とし、「2030年までに女性マネジメント比率25%」というグループ目標を掲げ、一層取り組みを推進していきます。
LGBT+インクルージョン
誰もが自分らしくいきいきと働き、能力を発揮できる職場にするために、LGBT+の従業員へのサポートは必要不可欠です。2021年には、国連の「LGBTIの人々に対する差別への取り組み–企業のための行動基準」にJTとJTIがともに署名しました。
人種・民族
海外たばこ事業では、経営層を含め組織の全階層における多様化を進めており、人種や民族にかかわらず従業員が職場で能力を発揮できる公正な環境を築くために、さまざまな障害の排除に取り組んでいます。人種と民族の問題に取り組む有志の従業員組織であるembRACE のメンバーとも協力し、多様化を推進しています。
新しい働き方
働き方やニーズは人によって異なることを理解し、すべての従業員がその能力を発揮できる柔軟な職場環境の構築を推進しています。海外たばこ事業では、2021年7月、職場で勤務した時間ではなく、成果にフォーカスしたハイブリッド型の働き方を取り入れたグローバルポリシー「N-WOW」を導入しました。
ウェルビーイング
新型コロナウイルス感染症の世界的感染拡大に伴い、ウェルビーイングの重要性がかつてないほど高まっています。私たちは2020年にグローバルウェルビーイングプログラムを立ち上げ、従業員のみならず私たちが事業活動を行うコミュニティの人々の心身の健康、経済的安定のサポートに取り組んでいます。
MyGeneration
(マイジェネレーション)
JTグループでは、異なる世代の多様な視点が職場にも良い影響を与えると考えています。さまざまな年齢層の従業員からなるチームをサポートし、そこで協働や知識の交換、互いへの尊敬が生まれる最善の環境づくりを目指しています。2020年には海外たばこ事業で、このミッションを支える2つのMyGenerationワーキンググループを組成しました。
- 人財マネジメントについて詳しくはJTウェブサイトをご覧ください。