What's Cigar?

What's Cigar?
名脇役を知る
シガーに欠かせない小道具
シガーカッター
 シガーには吸い口がないので、シガーカッターを使ってシガーの端を切り落とし、吸い口を作ります。手で無理にちぎったりするとラッパーを痛め、バラバラになってしまう恐れもあり、シガーカッターを利用するのがよいでしょう。
「シザー」
はさみの形をしたシガーカッター。初心者でも扱いやすく、種類も豊富に揃っている。

「ギロチン・カッター」
シガーの端をカッターの穴に差し込み、ギロチンのように切り落とすタイプ。サイズも小さく、携帯に便利。

「パンチ・カッター」
切り落とすのではなく、シガーの端に穴を開けるというタイプ。吸い口からシガーの破片が落ちないというメリットがあるが、細めのシガーには不向き。
ライター・マッチ 灰皿
 シガーには、香りを損なわないように、ガス式のライターや、硫黄の匂いが少ないマッチが使われます。匂いの強いオイルライターは不向きです。使い切りのガスライターを代用することもできます。  シガー用の灰皿は、火が消えないように、シガーを置く溝の部分が太く長いのが特徴。シガー用の灰皿以外でも、同様の役割を果たせる灰皿などが代用できます。
「ライター」
シガー用のライターは、ガス式の中でも、バーナータイプのターボ式ライターが主流。火力が強いため、シガーに火を着けやすいのが特徴。
「マッチ」
軸が長く、硫黄の匂いが少ないのが、シガー用のマッチ。マッチの軸は、シガーを保管するケースと同様、シダー(=杉)が使われている。
このほかのアイテム
 シガーに慣れ親しんだ人は、上記以外にもさまざまな道具を使用しています。代表的なものを紹介しましょう。
「ヒュミドール」
品質管理が必要なプレミアムシガーを保管するためのケース。材質にはシダー(=杉)が使われ、中には湿度計と、湿度を調節する加湿装置が付属。シガーにとって最適の環境を維持することができる。

「シガーケース」
シガーを携帯するためのケースであり、外出する時などに便利な品。1本から数本入るものや、皮製や金属製など、種類はさまざま。このケースに入れておけば、シガーを湿気から守り、ラッパーの破損を防ぐことができる。
シガーを彩るバンドとラベルたち
 初めてシガーを手にする時、間違いなく目に入ってくるのはシガーバンドです。シガーバンドとは、各シガー・メーカーのエンブレム的な存在で、シガーの銘柄を際立たせ、見分けやすくするためにはめられています。
 また、シガーを包装している木箱や紙箱に張られたラベルには、目を見張るデザインが多くあります。通常はなかなかラベルを目にすることなどないでしょうが、シガー販売店やシガー・バーなどで見ることができます。
 シガーバンドやラベルには、19世紀半ばからの印刷技術の進歩によって、さまざまな工夫を凝らし、芸術の域にまで達したデザインが多くあります。この華麗なバンドやラベルに魅了され、専門的に集める収集家がいるほどなのです。
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