日本の歴史【平成期】

「たばこ」は、時代の移り変わりの中で人々の生活や文化、風俗と深く関わってきました。日本の歴史の中で「たばこ」が歩んだ道すじを、年表を通して振り返ってみましょう。

平成期

共存社会を目指して

健康志向の高まりや世界的なたばこ規制の動きをうけ、たばこをめぐる社会環境は大きく変化しています。日本におけるたばこ販売量は1996年をピークにゆるやかに縮小する一方、新たな市場を求め、積極的なM&Aやグローバルなブランド展開が行われてきました。
このようななか、たばこを吸われる方と吸われない方の共存を目指して、分煙環境の整備や喫煙マナーの向上、20歳未満の方の喫煙防止などの取り組みとともに、燃焼による煙の迷惑を低減する新しい商品の開発なども行われています。

平成期 1989年~ 協調ある共存社会を目指して
たばこの歴史 西暦 年号 日本の歴史
1989 平成元年 昭和天皇が崩御し、元号が「平成」になる
消費税3%が導入される
「たばこ」のパッケージに“あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎには注意しましょう。”の表示が印刷される 1990 平成2 株価が暴落し、バブル景気が崩壊する
「記念たばこ」と「観光たばこ」の製造および販売が廃止になる 1994 平成6
「日本たばこ協会(=TIOJ)」が、20歳未満の方の喫煙防止と喫煙マナー向上のために広告および販促での自主基準を改正。テレビおよびラジオでの「たばこ」の広告の自主規制を実施する 1995 平成7 兵庫県南部地震によって大規模災害「阪神淡路大震災」が発生する
「たばこ販売組合」の自主規制により、屋外に設置された「たばこ」の自動販売機の23:00~翌5:00までの深夜稼働が停止となる 1996 平成8
1997 平成9 消費税が3%から5%になる
「千代田区路上喫煙防止条例」が施行される 2002 平成14
2003 平成15 「健康増進法」が施行される
全国でICカード(=taspo「タスポ」)方式の「成人(※)識別たばこ自動販売機」が稼働する
(※「成人」とは、2008年当時の基準に則り、20歳以上の方を指します。)
2008 平成20
無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」が発売される 2010 平成22
2011 平成23 岩手県沖から茨城県沖までを震源域とした地震に伴う「東日本大震災」が発生する
「マイルドセブン」が「メビウス」に名称を変更する 2013 平成25
2014 平成26 消費税が5%から8%になる
たばこと塩の博物館が墨田区にリニューアルオープン 2015 平成27