持続可能なサプライチェーンの構築

たばこ事業は、これまでと同様にグローバルベースでのサプライチェーンおよび各市場におけるオペレーションモデルの最適化、効率性のさらなる向上を図っていきます。

グローバルサプライチェーンについては、製造拠点や葉たばこの調達ルートおよび物流の最適化に加え、サプライヤーとの連携強化や製品ポートフォリオの最適化を通じた競争力強化を目指していきます。

JTグループの調達方針と規範はこちらをご覧ください。

目指す姿

私たちは、環境・社会面でのリスク低減に取り組み、サプライチェーン全体で透明性と責任ある行動を実践します。

中期取り組み目標(KPI)および進捗

・耕作労働規範

2025年までにすべての葉たばこ調達国において耕作労働規範(ALP)プログラムを導入します。

  • 2022年末までに、JTグループに葉たばこを供給するサプライヤーのうち94%がALP実施状況を報告しました。
    [直接契約葉たばこ農家においては100%、葉たばこディーラーの契約農家*1においては98%にALPプログラムを導入済みです。]

  • 購入数量のうち83%がALPプログラムに取り組む農家によって耕作されました。

・サプライヤー審査

サプライヤー審査の目標に対する進捗はこちら別窓で開くをご覧ください。

・温室効果ガス排出量

2030年までにJTグループの事業においてカーボンニュートラルを実現し、2050年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス(GHG)排出量をネットゼロにします。その達成のため、2030年までに、Scope1および2におけるGHG排出量を47%、Scope3の葉たばこおよび NTM*2の調達に関連するGHG排出量を28%削減します。(基準年:2019年)

  • 2022年には、2019年比で、Scope1および2におけるGHG排出量は16%、Scope3の葉たばこおよびNTMの調達に関連するGHG排出量は13%削減しました。

・水資源・廃棄物

2030年までに、事業活動由来の水使用量を2015年比15%、廃棄物発生量を20%削減します。

  • 上記目標に対し、2022年には2015年比で事業活動由来の水使用量は23%、廃棄物発生量は22%削減し、大幅に前倒しで達成しました。

・森林保全

2030年までに、直接契約葉たばこ農家が葉たばこ乾燥工程で使用する自然林由来の木材を全て再生可能な燃料源に転換します。

  • 2022年のタンザニア、ザンビアおよびブラジルでの植林の実施により、2029年には再生可能な燃料源への転換は98%に達する見込みです。

*1

インドと中国の生産者を除く。

*2

NTM(Non-Tobacco-Materials)とは、葉たばこ以外の材料のこと (例えばアセテートトウ、巻紙、梱包材等)

たばこ事業のバリューチェーンにおける環境負荷軽減

温室効果ガス排出量、水資源・廃棄物、森林保全についての取り組みは、こちらをご覧ください。

その他の環境の取り組みについてはJTインターナショナルのサステナビリティサイト別窓で開く(英語)をご覧ください。

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