水たばこ(シーシャ)
概要
水パイプという喫煙具を使用する喫煙方法。火皿で燃えたたばこの煙を水にくぐらせ、ろ過された煙を喫煙します。煙が水を通ることで冷やされ、やわらかい味わいになります。
発祥
中近東で発明されたと言われる水たばこは、その後インド北部や中国、東南アジアの一部に伝わりました。現在でもトルコなど中近東のイスラム圏では、人々がコーヒーハウスやチャイハネ(喫茶店)で水パイプをくゆらす光景が見られます。近年では日本での認知度も高まっています。
構造
たばこ燃やす「火皿」、火皿からでる煙を通す「管」、水を溜めたガラスや陶器、金属製の「壺」、水にくぐらせた煙を吸う「長い管(ホース)」で構成されています。
愉しみ方
フルーティーな味と香りを愉しむ
水たばこ用のたばこは、刻んだたばこ葉に香料と糖蜜などを加え、半ペースト状にしています。フレーバーはストロベリーやアップルなどのフルーティーなものから、花やスパイスの香りなどさまざまなものがあり、甘い香りと味わいが特徴的です。
長い燃焼時間
水たばこは1回の燃焼時間が1時間前後と、長く喫煙できることが特徴です。中近東では喫茶店などの店先に客が集まって、水パイプをゆっくりとくゆらせながらお茶を飲み、雑談を楽しむ姿が見られます。