羅宇(らう)キセルの製作工程

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1 へり切り
延べ(のべ)板にとった型通りにハサミで切る

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2 原型
成型前に、さらにハサミを入れて整える

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3 しぼり
丸い金台に材料をのせて金槌(かなづち)で叩き、ふくらみをつけて丸みが出るように曲げていく

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4 まるめ
丸めた材料に心金(しんがね)と呼ばれる心棒を入れ、金槌で叩きながら丸めて筒にする

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5 ろう付け
合わせ目部分に「ろう」を塗って加熱し、溶接する

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6 うたす
金台にのせて金槌で叩きながら、雁首(がんくび)の火皿のつく部分を曲げていく

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7 首きめ
火皿をつけやすいように形を修正し、整える

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8 皿づけ
雁首の火皿をつけるところに筋目を入れ、火皿をかみ合わせ、ろう付けする

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9 ヤスリ仕上げ
ヤスリで形を整え、キサゲと呼ばれる道具を使って完全に仕上げる

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10 すみとぎ仕上げ
朴炭(ほうずみ※)を布に塗ったもので磨き上げる

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11 羅宇(らう)すげ
吸口と雁首を、羅宇に差し込んで完成

 モクレン科のホウノキを焼いて作った炭。粒子が極めて細かいため、漆器や金細工などの仕上げの研磨剤として使われる。