1.着火の構造&燃料 2.燃料注入&炎の調整 3.メンテナンス方法 4.ライターQ&A
おぼえよう! How Toメンテナンス

ガスライター&オイルライターのフリント交換方法をCheck!
写真提供:ワールドフォトプレス

ライターの着火率が悪くなったと感じたら、フリント(=発火石)の交換時期です。挿入口のネジを外し、薄くなったフリントを取り出して新品を入れてください。

その際、メンテナンスの意味も込めて、ヤスリの目や火口ノズルに溜まったフリントの粉を、取り払うとよいでしょう。

フリントの挿入口はライターごとに異なり、さまざまな位置に設置されています。交換前に自分のライターの挿入口を、確認しておくことも大切です。
photo 1〜3は、ガスライターの挿入口。4はオイルライターで、挿入口は本体のインサイド・ユニットのなかにある。
photo 左がガスライター、 右がオイルライターの清掃ポイント。

フリントはすべて共通なの?
単なる発火石でありながら、フリントも多様な商品が発売されています。これは、ライター別にヤスリが異なるため、それらに合わせ、硬さや太さ、長さを微妙に調整しているためです。形状が合わないフリントを無理に使うと、ライターの故障にもつながります。専用品がある場合はそれを使用し、特に指定がない場合は、メーカーや販売店に確認するとよいでしょう。
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photo photo オイルライターのウィック交換方法をCheck!
写真提供:ワールドフォトプレス

ウィック(=オイルを揮発させるための芯)の交換は、掃除とセットがお勧めです。まず手始めに、外装ケースがある場合はケースを外し、底部のネジを外した後、内部の綿と古くなったウィックをピンセットなどで抜き出します。

綿棒などでケース内の汚れやススを落としたら、上から新しいウィックを差し込みましょう。この際、着火部分のウィックの長さは、10ミリ程度にしてください。

取り出した綿をウィックに絡まるように詰め直し、ネジを締めたら終了です。
中からすべてを取り出したら、右上のように上からウィックを差し込む。内部への引き込みは、ピンセットなどで。綿の詰め直しは、固まりをほぐせば楽にできる。
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ウィックって何のこと?
ウィックとは、ライター内の綿に染み込んだオイルを、発火石の付近まで吸い上げる芯のことです。ZIPPO社の製品などは、材質にグラスファイバーを用い、コイル線で編み込んでいます。各メーカーから専用の品が発売されていますが、自分のライターに指定のウィックがない場合は、メーカーや販売店に相談するとよいでしょう。
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ウィック交換の際には、風防ガード(=ウィックを囲んでいる枠)の内側やカム(=バネ)など、着火部分の汚れもキレイにしよう! 
使用する綿棒にはオイルを付けたほうが、汚れが落ちる。


電子ライター&内燃ライターのお手入れ方法をCheck!

電子・内燃ライターにとって、ゴミは大敵! 着火操作部にゴミが詰まると作動不良の原因となり、火口ノズルにゴミが詰まると、ガスが出なくなってしまいます。

特に、電子ライターの場合は、火口ノズルと放電電極の間隔は、ミリ単位で調整されています。メーカーにメンテナンスを依頼するのが一番ですが、多少のゴミを取るときは、放電電極には触れないよう、十分に注意して掃除してください。
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 火口ノズル(左は電子ライター、右は内燃ライター)。
写真提供:ワールドフォトプレス


  賢く利用しちゃいましょう! ZIPPO社の「永久保証」

photo保証書
  オイルライター・メーカーのZIPPO社では、自社の商品に限り、着火に関わる機能故障に対して状態や使用年数を問わず、永久保証システムを採用しています。ただし、表面の傷や凹み、変色、磨耗などは、この保証には含まれません。 詳細を知りたいときは、購入時に付属された保証書で確認するか、以下の宛て先にハガキで問い合わせてみましょう。

<問い合わせ先>
〒111-8691 東京都台東区浅草郵便局 私書箱47号
ジッポー・サービス東京

〒450-8691 愛知県名古屋市名古屋中央郵便局
名古屋駅前分室 私書箱233号
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