私たちJTの想い

私たちJTグループは、たばこ、医薬、加工食品事業を中心とした事業活動を展開しています。
事業では、葉たばこや紙、野菜など植物を中心とした自然由来の原材料を使用しています。

私たちの事業を支えてくれる自然の恵みに感謝し今後も自然環境を大切にしていきたい……。
そうした想いから、自然環境保全の一環として、森林保全活動を進めています。
「JTの森」の活動には、社員や家族も参加しています。

森林保全活動を通じて、自然環境の大切さについて身を持って実感することで
環境を守っていくことの重要性を改めて考え行動していくための契機にしたいと考えています。
地元の森林組合や住民の方々などにもご協力をいただきながら、
人と人とのふれあいも大切にしながら活動を実施しています。

元気な森になってもらうために

「JTの森」は森を一定の期間借り受け、足りていなかった森の手入れを支援するしくみです。日常の森のお世話は、森林整備のプロフェッショナルである森林組合の方々にお願いしています。苗木の成長を妨げる雑草を刈ったり、太陽の光が届くように混み合った枝や木を切るなど、木を植えるだけではなく、育てていくために折々の手入れが必要だからです。
JTグループ従業員が地元のみなさんと共同でボランティアとして作業を行う「森づくりの日」も設けています。

「こんな森になってほしい」を大切にします

ひと言に「森」と言っても、樹木の種類、木の年齢、立地、産業との関わりによって、目指す森の姿や、森が必要とする手入れもそれぞれ違います。だから「JTの森」では森林整備のプラン作りに持ち主の方はもちろんのこと、県や市町村、森林組合の方をはじめとする森を大切に思うたくさんの人が参加します。「こんな森になってほしい」という地元のみなさんの思いと力がJTの森づくりを支えているのです。

森のはたらき

森のはたらき

森のはたらきについてをご紹介します。各ポイントはイラストにある「Point1~9」に対応しています。

  • Point1 気候をやわらげる

    森林を作るたくさんの木々は、気温の上昇を抑え、空気の乾燥も防いでくれます。また、汚れた空気をきれいにするはたらきも持っています。

  • Point2 水をたくわえる

    森林には、落ち葉などを分解する色々な生き物がすんでおり、土は柔らかく、すき間がたくさんあります。
    このすき間にはたくさんの水がたくわえられます。たくわえられた水は少しずつ川へと流れ出るため、川の水量を一定に保ち、洪水や水不足を起こりにくくしています。
    また、土の中を通ることで水をきれいにする働きもあります。

  • Point3 土砂の流出を防ぐ

    山の斜面などでは、森林を作る樹木の枝や地面をおおう植物が、雨から地面を守り、土砂が流れ出すのを防ぎます。
    草木の少ない山では、雨が降ると地面の土や石が流れ出し、やがては荒れ果てた山へと変わってしまいます。

  • Point4 木材の生産

    森林の木々は、光や二酸化炭素を利用して成長し、人々の生活に欠かすことのできない木材を供給してくれます。
    “植える、育てる”などの管理をきちんと行えば、繰り返し利用できる資源となります。

  • Point5 空気をきれいにする

    森林の木々は、地球温暖化のもととなる二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出す力を持っています。
    また、排気ガスなどの汚れた空気をきれいにする働きもあります。

  • Point6 安らぎの場所となる

    森林の豊かな緑の中で過ごすひとときは、人々に安らぎを与え、心身をリフレッシュさせてくれます。

  • Point7 動植物のすみかとなる

    森林には樹木や植物だけでなく、木の実などを食物とする野鳥や動物、昆虫など、多くの生き物がすむ場所になっています。

  • Point8 風や砂を防ぐ

    森林には、吹きつける強風をやわらげて畑や家屋を守ったり、海辺から飛んでくる砂を防ぐ働きがあります。

  • Point9 川や海の自然環境を豊かに

    水辺に植えられた木々は、魚のすみかやえさ場となる木陰をつくるほか、土砂が河川に流れ出るのを防ぎます。
    また、森林がたくわえた豊富な栄養素を含む水が川や海へと流れ込むことで、沿岸の魚介類や海藻などにとってよい生育環境が生まれます。