MEMBER INTERVIEW

紙巻たばこにはない新しい価値を持つRRP*
研究開発に従事しています。

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

技術開発(たばこ要素技術)

松葉 凌太Ryota Matsuba

加熱式たばこデバイスの開発

紙巻たばこ・RRP*に関する基礎研究に従事した後、現在は加熱式たばこのデバイス開発を担当

大学院では化学工学を専攻し、2017年に入社。基礎研究を担う研究所で、紙巻たばこ用ペーパーフィルターの研究に従事しました。ペーパーフィルターは環境中で分解されやすいという特徴があるものの、よりよい喫味という観点では課題がありました。そこで、実用化に向けて喫味を改善するために添加剤の検討を行っていました。また、RRP*についてのプロジェクトにも参画。RRP*はたばこ葉やリキッドを加熱することで発生する蒸気を愉しむ製品が主流ですが、私が参画したプロジェクトでは、これまでにない価値や喫味を提供することを目的に新しい蒸気発生方法について研究を行っていました。現在はRRP*のデバイス開発を担っている部所にて、加熱式たばこデバイスに用いる加熱部の設計や評価を担当しています。

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

基礎研究に加えて開発業務に従事することで、それぞれの異なる魅力を実感

以前担当していた基礎研究は現象の理解から始まり、開発の方向性を提示するという、いわばゼロから何かを生み出す事ができるという魅力がありました。一方、現在担当する開発業務は、我々が開発した製品をお客様に届けることができ、研究とは異なる魅力があります。開発業務には、短い納期や他部署とのより密な連携が求められ、業務の質も異なります。
今まさに新しい製品を開発している真っ最中ですが、自分ひとりで完結する業務は無く、電気設計、機構設計、そして製造を担当するチームと協業しながら進めています。さらに、量産の段階になると、部材調達や品質保証の役割を担う部門との連携も不可欠です。例えば、納品までのリードタイムが長い部材に関する仕様確定の時期や各部材やデバイス全体の保証すべき項目について事前の議論や進捗の共有が重要になります。想定外の課題が発生することもありますが、先輩社員の助けを借りながら業務に取り組み、開発業務のダイナミックさや醍醐味を実感しています。

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

新たな技術や製品を開発し続けることで、RRP*の付加価値向上に貢献したい。

今後も引き続きRRP*の開発に携わりたいと考えています。新しい技術を用いたRRP*によって、まだまだお客様に新たな価値を提供できると思います。デバイス技術とたばこ技術の組み合わせによって、より良い喫味を実現したり、たばこを取り巻く環境を変えられる可能性があるはずです。また、機会があれば研究開発以外の業務にも取り組んでみたいと考えています。製造や品質に関わる業務など、研究開発以外のバリューチェーン、サプライチェーンを理解し経験することで、新しい技術や製品を開発することに役立つと考えています。今後も、たばこ製品の未来を創造できる可能性のあるRRP*に関係した業務を担当し、たばこ製品の付加価値やJTグループの企業価値向上に貢献し続けたいと思います。

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

RECOMMENDED CONTENTS

おすすめのコンテンツ

MEMBER

R&Dの人