MEMBER INTERVIEW

多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、
社内設計でPloom Xを開発。

技術開発(たばこ要素技術)

桝田 雄気Yuki Masuda

RRP*の機構設計

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

機構設計プロジェクトリーダーとして、設計、試作、量産までの開発に一貫して従事。

2019年に経験者採用で入社してから現在まで、RRP*開発を担う部所で加熱式たばこデバイスの機構設計を担当しています。
1年目は、既存製品のカラーバリエーションに関するマイナーチェンジ開発や、海外拠点であるJTインターナショナル(以下、JTI)で開発を進めていたモデルの技術的フォローを担当。オランダにあるデザイン会社に出向いて行ったりもしました。
2年目になると、JTIと連携したグローバルモデルのPloom Xの開発が本格化。機構設計のプロジェクトリーダーとなって、製品の構想段階での企画部門やデザイナーとのやり取りから始まり、設計、試作、量産までの開発に一貫して従事しました。このグローバルモデルは全世界で発売するもので、弊社としても重要な位置づけの製品。会社の期待を背負っての開発はかなりのプレッシャーがありました。

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

得意分野が多様だからこそ、それぞれの経験や知見が課題解決に役立つ。

JTIと連携して開発を進めたPloom Xは、高温加熱型の加熱式たばことしては初の社内設計となる製品。紙巻たばこをつくってきた長い歴史に比べると、RRP*は実績も知見もほとんどないと言っても過言ではありません。ここ数年間で急激に開発が進みつつあるRRP*のデバイスは電子機器。社内設計はかなりチャレンジングな仕事となりました。
だからこそ、私のような、たばこについては門外漢の人間も活躍できる場がありました。

私は前職でカーナビやカーオディオのメーカーで機構設計を行っていました。他の開発メンバーも携帯電話やカメラ、洗濯機などの設計経験者で、前職で扱ってきた製品は様々です。ただ、得意分野が多様だからこそ、今回のようなまったく新しい製品を開発する際に、それぞれの経験や知見が課題解決のために大いに役立ったのです。
ちなみに、一般的に電子機器は製品内に熱がこもることを嫌いますが、RRP*は積極的に加熱することが特徴。けれども外装は、安全を考慮して熱くなってはいけないし、小さくつくることが至上命題という、機構設計者からすると非常にハードルが高い仕事であるがゆえに、おもしろさも感じています。

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

RRP市場は新しいマーケット。ユニークな製品をヒットさせれば、情勢は一気に変わるはず。

JT独自の設計で進めたPloom Xは、開発プロセスや設計ルールが整備されていない状況での開発となりましたが、そのぶん自由度の高い設計に挑戦することができました。
今後、より完成度の高い製品を開発していくなかで、開発プロセスや設計ルールは整備されていくでしょう。その一端に関わることができるのは貴重な経験であり、やりがいも感じます。
そして、まだ新しいRRP*市場。何か一つユニークな製品をつくり、ヒットすれば、RRP*の情勢は一気に変わると思います。簡単ではありませんが、そんな革新的な製品の開発に携わりたいと望みながら、日々、頭のなかでアイデアをめぐらせています。

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

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