MEMBER INTERVIEW

研究と開発、両方の経験を活かして、
自らの手で新しいものを創り出したい。

製品開発(たばこ製品)

相澤 俊介Shunsuke Aizawa

紙巻たばこの新製品開発とメンテナンスを担当

加熱式たばこの最適なブレンドを求める開発に、可能性とやりがいを実感。

2015年に入社。基礎研究を担う研究所に配属され、葉たばこや主流煙に含まれる内容成分の分析などを行い、紙巻たばこやRRP*の開発につながる研究を担当しました。
紙巻たばこの研究では、葉たばこの圃場で実際に葉たばこを栽培しながら、たばこの味や香りに寄与すると考えられていた成分の挙動を明らかにするといった研究を行いました。
2017年に葉たばこのブレンドを担当するチームに異動。RRP*に用いられるたばこ葉の開発を担当しました。RRP*の一つである加熱式たばこは、たばこ葉を加工して成形したシート状の原料を加熱して味や香りを出しているのですが、そのもととなる最適なブレンドの開発を担当。加熱式たばこの可能性とともに大きなやりがいを感じました。
再度異動し、2020年からは、紙巻たばこの新製品開発のコーディネートや、既存製品のメンテナンスを行っています。

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

研究と開発、両方を経験したことで、研究ノウハウを開発に活用することができた。

基礎研究を担う研究所と開発を担う部所、つまり、研究と開発の両面から仕事に携ったことで、研究と開発のつながりや役割を理解でき、仕事にも活かすことができています。より強く実感したのは、たばこ葉のブレンド担当するチームに異動になったとき。
当時はRRP*の草創期だったため開発期間は短く、スピード感を持って取り組む必要がありました。そんななか、開発において原因不明の現象が起こると、自分たちで調べる時間は限られているため、基礎研究を担う研究所と連携して現象を解明。その研究結果から製品開発にあたっての最適条件を見出すことができ、新たな知見を蓄積することもできました。
例えば、加熱式たばこには紙巻たばことは違った特有の匂いがありますが、その原因となる成分がわからなかったとき、研究所に依頼して匂いのもととなる成分をすぐさま同定してもらったことも。そんな円滑なコミュニケーションを図れるのも、研究と開発の両方の仕事に携わっていたからだと思います。

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

バリューチェーンを見渡して、ものづくりをすることの大切さ。

入社して6年間、紙巻たばこやRRP*開発の全体の流れを把握しながら仕事をするという経験ができました。振り返れば、葉たばこのブレンドを担当するチームに所属していた当時はブレンドのことばかりを考え、要望されたものをつくるという繰り返し。しかし、全体の流れを把握できた今では、新商品開発の一部分だけをみるのではなく、例えば、こういう原料でこういうブレンドしたときに製造工場ではどういった課題がでてくるのか、原材料のロスを極力抑えるためにはどんな工夫を行うべきかといったことまで幅広く考えることができるようになりました。

R&Dグループが担う研究開発だけでは、商品をお客様にお届けすることはできません。研究開発だけではなく、いわゆるバリューチェーンを見渡して、総合的に価値ある最適解を考えることができるようになったと思います。
私は自分の手でものづくりをしているという感覚が好きです。試行錯誤を繰り返しながら、手を動かし、お客様によろこんでいただけるものを創造する。それが私にとっての働きがいになっています。

*Reduced-Risk Products:喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性のある製品

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