MEMBER INTERVIEW

開発の上流にいる研究者を支えるダム。
最高のパフォーマンスを発揮してもらうための
環境を整備することが
私たちの仕事。

研究開発支援

南 康太郎Kotaro Minami

研究所の運営管理、研究員のサポート

労務管理から温室効果ガス排出量の管理まで、研究所を下支えする多様多彩な運営管理業務。

新卒で入社し、おもに基礎研究を行う研究所の運営管理を担当するチームに配属されて2年目になります。おもな業務は研究所の運営管理と研究者のサポート。新しい設備やシステムの導入など、研究員の研究活動を円滑に進めるために、あらゆる観点から研究所全体の運用を検討して実行する仕事です。労務管理から研究に使う化学物質や試薬の運用管理、資材の廃棄など、担当する業務はさまざま。研究所の周囲には住宅街があるので、地域のみなさんとのコミュニケーションや、地震が発生した時の緊急時対応など多岐に渡ります。一般の商業ビルと異なり、研究所ではさまざまな化学物質や材料を扱うため、廃棄物のような副産物が発生しますから、それに関わる行政対応も担当します。SDGsに代表されるようにサスティナビリティに関わる部分で、温室効果ガスの排出量や水の使用量、廃棄物の発生量の管理も私たちの職務の1つ。一言で言えば、表からは見えにくい裏方の仕事です。

バックオフィス業務には、そこでしか感じられない喜び、見えない景色がある。

研究員にはやりたいように研究してもらうことが最高のパフォーマンスに繋がると思います。そのためには適切な研究基盤整備が必要になります。私たちに求められるのは研究の土台作り。研究員がバリューチェーンの最上流にいるとすれば、それを支えるダムのようなものでしょうか。直接利益を生み出すことはありませんが、この仕事があるから研究所は稼働し続ける。研究が上手くいけば、お客様に喜んでいただけるし、会社の利益に繋がります。その繋がりを見つけることがこの仕事のおもしろさ。世に出る研究、技術、製品開発の裏側に自分がいる。そう考えるとワクワクを感じることがあるんです。入社当時は右も左も判らず、そんな考えには思い至りませんでしたが、日常の業務を通して、どうすれば研究所は上手く回るか、管理運用の仕組みを常に新鮮な状態にできるのか、将来性も保たれるのか、考えることが自然と多くなりました。裏方だからこそ「効率的な運用とは?」「組織とは?」「社会とは?」といった大極に立ってものを見て考えられる視座を持てたのかもしれません。

変化の激しい時代にあっても、常にアップデートし続ける組織全体の仕組みを生み出したい。

今日のベストアンサーが明日のベストアンサーであるとは限らない、スピード感の求められるこの時代に、事業活動において大切なことは、個々人が「速く動く」ことももちろんですが、「組織全体が速く動くことを可能にする仕組みを作る」ことなのかもしれません。自分一人だけなら、やる気さえあればスピーディーに動けるでしょう。しかし、組織全体で最適な仕組みを作ることができれば、事業のスピードとスケールは格段に大きくなります。そして、その仕組みは、絶え間なく続く状況の変化に対して常にアップデートし続けることが重要。そのための「『仕組み』そのものを改善し続ける仕組み」が目指すべきところだと私は考えています。それがツールやシステムなのか、企業理念や組織風土なのか、あるいは全く別の何かなのか? 具体的な構想はまだありませんし、簡単なことでないと思いますが、いずれは生み出したいと考えています。

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