初級編その074 サッカー観戦のお作法。

「今回のひとこと」「サッカー、おれ、こんなに好きだったっけ?」

大画面テレビを買うぞ、という勢いで、4年に1度の観戦環境を整えること。

サッカーはスポーツですが、勉強するほど面白いので、予備知識をたんと貯えておくこと。

その際、各選手のプレイスタイルはもちろん、個性あふれるヘアスタイルも、チェックすること。

日本戦はできれば人をお招きし、孤独を紛らわすこと。メンバーによっては、分煙等を考慮すること。

ドリンクとおつまみは、ホイッスル前に定位置に、配置すること。その司令塔となること。

歓喜や落胆など、ご近所からもれてくる声に、「やっば見てるのね」という連帯感を覚えること。

とはいえ、競技場ばりに騒がないこと。熱狂したい人は、スポーツバーへ足を運ぶこと。

スポーツバーは外国人が多いものですが、その体格や体毛にまず気圧されないこと。

この時ばかりは、意外と布地がサラサラしているブルーのユニフォームを、照れずに着用すること。

声を枯らして応援すること。選手に負けない汗をかき、ホッペを自然と日の丸にすること。

ゴールの瞬間がついにきたら、周りと抱き合って喜ぶこと。瞬時に選り好みしないこと。

ハーフタイムのトイレタイムは、己のシュートをはずさないこと。前に詰め、体でオシコむこと。

喫煙する場合、空いたスペースを探すこと、灰皿から遠い人には、柔らかいパスのように灰皿を渡すこと。

飲み過ぎて、決定的瞬間を見逃さないこと。ロスタイムに油断して、悲劇を起こさないこと。

一服しつつ、感想戦に突入すること。街なかで暴れる等、青い人間には絶対ならないこと。