大人たばこ養成講座

初級編 その070 立ち呑みのお作法。

  • [今回のひとこと]「酒屋の前が、たぶん、立ち呑み発祥の地。」
  • 座り仕事や営業先で温めた腰を、立ち呑み屋で開放すること。立って元気になること。
  • 入り口では、混んで見えてもひるまないこと。また、先客の一督にひるまないこと。
  • カウンターに隙あらば、脇をしめ半身の姿勢で陣取ること。ただし、周りへの礼は忘れないこと。
  • 床にカバンを積む際は、社内の上下関係を、カバンの上下関係とすること。
  • 安いお酒は、多少、成分不明でも良しとすること。店主のオリジナル性を尊重すること。
  • 一服は、背すじを伸ばして満喫すること。焼物の煙が立ち込める店内でも、煙の行方に配慮すること。
  • 裸の串は、串入れに戻すこと。灰皿のふちに置いたりしないこと。
  • 立ち話の気楽さで人との距離を縮めること。その時、顔の特徴的な部分を、つい凝視しないこと。
  • ビールケースを積み上げた簡易テーブルの場合、うっかり、はしっこに体重をかけないこと。
  • たばこの火は、決して人に当たらないようにすること。手首を曲げ、火を内側に向けること。
  • 消し損ねたたばこの火を、ウーロン茶や水等で消さないこと。吸いがらを何かで割らないこと。
  • 女性客が側にいても、必要以上に駅れ馴れしくしないこと。偶然を装った「タッチのみ」とすること。
  • 上司の自慢話がでたら、嫌がらずスタンディングオベーションで応えること。
  • 前後不覚になる前にサッと引き上げること。立ち呑みは「お酒の一服」と考えること。
  • 大人は、顔なじみの立ち呑み屋を一、二軒持っておくこと。今風の店と昔風の店、両方をカバーすること。