厚生労働省の平成23年度 税制改正要望に関する日本たばこ産業株式会社のコメント

昨日(平成22年8月30日)厚生労働省が提出した平成23年度 税制改正要望において、たばこ税率の引き上げの要望がなされたことに関して、当社の意見を次の通り申し述べます。なお、当社は、財務省における平成23年度 税制改正要望事項の取りまとめにあたり、以下の内容にて、7月16日にたばこ税制に関する意見書を財務省に提出し、8月24日に開催された財務省税制改正要望に関する団体ヒアリングの場においても意見表明しております。

本年10月1日より一本当たり3.5円のたばこ税率の引き上げが実施されます。
今回の増税は、過去に例のない大幅な増税であり、お客様に多大な負担を強いるのみならず、葉たばこ農家や小売店を含む国内たばこ業界全体に甚大な影響を及ぼすものと危惧しております。

昨年末に閣議決定された平成22年度 税制改正大綱においては、「国民の健康の観点から、たばこの消費を抑制するため、将来に向かって、税率を引き上げていく必要があります。」とされているものの、「その判断にあたっては、たばこの消費や税収、葉たばこ農家、小売店、製造者等に及ぼす影響等を見極めつつ行っていくこととします。」と記載されており、今回の大幅な増税の影響が全く見通せない中で、更なる増税を行うことには断固反対いたします。

2010年8月31日
日本たばこ産業株式会社