成人識別たばこ自動販売機の義務化(許可条件化)についての意見

たばこ自動販売機への成人識別機能の搭載を販売許可条件に加えることにJTは賛同し、財務省の意見募集に対して下記のコメントを提出いたしました。

自動販売機でたばこを購入される際には「taspo(タスポ)」が必要となります。未成年者喫煙防止に向けた取り組みであることをご理解賜り、「taspo(タスポ)」をお申し込みくださいますよう、お願いいたします。 また、たばこ業界では自動販売機の成人識別対応に伴う販売店様の経済的な負担を考慮し、一定の条件で販売店様に対する支援を行っております。 未成年者喫煙防止は社会全体で取り組む課題であることから、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

成人識別たばこ自動販売機の全国導入に伴い、財務省が検討されている『「製造たばこ小売販売業許可等取扱要領」の一部改正(案)』および『「成人識別自動販売機の導入を製造たばこの小売販売業等の許可の条件とすることについて」通達(案)』について、JTの意見を述べさせていただきます。

未成年者は決して喫煙すべきではありません。JTは従来から、たばこ販売店の店頭・たばこ自動販売機などへの未成年者喫煙防止ステッカーの貼付、未成年者喫煙防止啓発広告の実施、たばこ販売組合・地方自治体・警察との協力による「未成年者喫煙防止対策協議会」の全国各地での開催など、未成年者喫煙防止のための諸対策を継続して実施して参りました。
さらに、JTは未成年者の自動販売機からのたばこ購入防止を目的とした成人識別たばこ自動販売機の導入についても、たばこ業界の一員として積極的に取り組んでおります。
既に多くのたばこ自動販売機に成人識別機能が取り付けられており、自動販売機からたばこを購入されるお客様におかれては、成人のみに発行される「taspo(タスポ)」が必要となるため、本取り組みは未成年者喫煙防止に大きな効果があると考えております。

たばこ自動販売機に成人識別機能を付けることを義務(許可条件化)とする今般の財務省の方針は、未成年者喫煙防止の観点から、全てのたばこ自動販売機に成人識別機能を付けることが必要との判断により決定されたものと理解しております。
成人識別たばこ自動販売機の義務化(許可条件化)は、自動販売機の円滑・確実な全国導入、ひいては未成年者喫煙防止に大きく寄与するとJTは考えており、財務省のこの方針に賛同いたします。
JTは業界の一員として成人識別たばこ自動販売機の円滑な稼動・運営に取り組み、未成年者喫煙防止に向けた取り組みを一層強化してまいります。

2008年3月3日
日本たばこ産業株式会社