ナポレオンが併合したヨーロッパの地方都市では、フランス主導で「葉巻」の製造が行われた。 |
元々「たばこ」が好きだったナポレオンは、スペインを支配下に置くこととなった1808〜1814年のスペイン独立戦争で「葉巻」と出会います。パイプに「たばこ」を詰めるという面倒な作業なしで、簡単に喫煙可能な「葉巻」に魅了された彼は、以後、煙をたなびかせながら、ヨーロッパの大国を次々と打ち破っていきました。
こうして、一部の国では“スペインたばこ”として知られていたローカルなたばこの「葉巻」が、「シガレット(=紙巻たばこ)」よりもひと足早くヨーロッパ中へ広まることとなったのです。 |