喫煙所をはじめとした“まちかど”にアートを加え地域社会に貢献
「LightUp Galleryプロジェクト」
~関東初!神奈川県川崎市で取り組みを開始~

2023/12/25

JTは、川崎市および株式会社川崎フロンターレ、HI合同会社と協働し、「LightUp Galleryプロジェクト in 川崎」を開始したことをお知らせします。

「LightUp Galleryプロジェクト in 川崎」は、街のさらなるにぎわいの創出や美化、誰もが安心して暮らし続けられる街づくりに貢献するために発足したプロジェクトです。
本プロジェクトでは、株式会社ヘラルボニー協力のもと、NPO法人studioFLAT所属のアーティストのアート作品により、川崎駅周辺の複数個所を大々的にラッピングしています。
今回の取り組みを通じ、川崎市民の方や川崎を訪れる方々が、多様性や個性について自然と考える機会の創出や市制100周年に向けた機運醸成を目指します。

今後もJTは、川崎市のさらなる発展に向け、様々な取り組みを行ってまいります。また、他地域においても、「LightUp Gallery」の取り組みを通じて、地域社会に貢献してまいります。

「LightUp Galleryプロジェクト in 川崎」について

JTと株式会社川崎フロンターレは以前より、川崎エリアの美化に貢献したいとの想いから、「地域の美化パートナー協定」を締結しており、この度は、「LightUp Galleryプロジェクト」のコンセプト及び目的に共感いただいた川崎市・HI合同会社とともに、協働して本プロジェクトを開始する運びとなりました。
プロジェクトテーマは「COLOR TOGETHER」。多様性ある「ひと」の集まりから「まち」が発展し、市制100周年を迎える川崎を、次なる100年に向け、ともに未来へつなげていきたい。との想いが込められており、川崎らしさの認知向上や文化の継承の一助となることを目指しています。

掲出場所

アート作品の詳細は株式会社川崎フロンターレのウェブサイトをご確認ください。

> LightUp Gallery in 川崎(株式会社川崎フロンターレサイト)別窓で開く

JR川崎駅 北口 自由通路

指定喫煙場所(川崎駅 西口 ラゾーナ前)

指定喫煙場所(川崎駅 東口 中央)

指定喫煙場所(川崎駅 東口 ルフロン前)

プロジェクトに関するコメント

株式会社川崎フロンターレ 社長: 吉田 明宏氏

株式会社川崎フロンターレの吉田明宏です。

この度はLightUp Galleryプロジェクトに参画させていただきありがとうございます。
本プロジェクトは、社会的にハンデを抱えている地元のアーティストによるアートという付加価値をのせ、地域への貢献に繋げる取り組みです。

かつては「灰色」の街と称された市民のイメージカラーから今はスポーツのチカラで住民の印象は「水色(フロンターレブルー)」へと変わり、次の100年に向け、川崎の魅力である多様性を感じられるカラーで彩ることができ、アートのちから、明るい街づくりへの創出、これからの川崎市につながる、街の美化の一助に寄与できたと思っております。

このように、川崎フロンターレは、多くの皆様とつながることにより、単なるサッカークラブではなく、地域の社会インフラとしての役割、つまり生活の一部として、なくてはならない存在としてのクラブを目指していきます。

NPO法人 studioFLAT理事長: 大平 暁氏

studioFLATの理事長 大平暁です。
今回のプロジェクトに選ばれたstudioFLATアーティスト阿部堅太さん、大槻蒼波さん、MAKIさんに代わって皆様にお礼をお伝えいたします。本当にこのような機会をいただき感謝しております。本人達も自分たちの街に、自身のアート作品が生活の一部としてあることは誇りになると思います。障がいある無しに関わらず、街の景色としてアートが日常化することに、このプロジェクトの意義があると感じております。このプロジェクトをきっかけに様々な街の景色にアートが当たり前になる未来もそう遠くないと感じます。100年先のこの街の景色は緑豊かで、アートに満ちている。そんなすばらしいNEXT-100年がやってくると信じて、アート活動を継続していきたいと思います。

12月20日に川崎市内で行われたお披露目式の様子

集合写真
写真左から: JT神奈川支社 宮下剛、株式会社川崎フロンターレ 吉田明宏氏、HI合同会社 平原依文氏、studioFLAT 大槻蒼波氏・大平暁氏、株式会社ヘラルボニー 泉雄太氏

市議会本会議のため出席できなかった、川崎市長 福田紀彦氏よりお披露目会当日にいただいたコメント

この度の取り組みは、JT(日本たばこ産業株式会社)様や株式会社川崎フロンターレ様等と連携・協力し、NPO法人studioFLATのアーティストの作品により、川崎駅北口通路と指定喫煙場所を川崎市らしい「多様性」の表現につながる装飾で彩る取り組みでございます。
この取り組みを通じて、駅周辺における環境美化やマナーアップをはじめ、まちの一層の魅力向上に寄与するとともに、100周年・緑化フェアの機運の醸成に向けて、多くの皆様にとって多様性を育む良い機会となることを期待しております。

協働先概要

株式会社川崎フロンターレ

神奈川県川崎市をホームタウンとし、1997年にJリーグ加盟を目指してプロ化。クラブ創設21年目となる2017年に明治安田生命J1リーグ初優勝を果たすと、2023年までに7つのタイトルを獲得。ピッチ外でのホームタウン活動にも力を入れていて、Jリーグ観戦者調査では10年連続(2010-2019)で地域貢献度No.1の評価を受けている。

> 株式会社川崎フロンターレ別窓で開く

HI合同会社

2022年設立。パーパスである「世界中の境界線を溶かしていく」を軸に、次世代リーダーとの共創を通じて企業・自治体・教育機関に対してSDGsを始めとするグローバルな社会課題を解決するコンサルティング企業。

> HI合同会社別窓で開く

株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.

「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニー。国内外の主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開。支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を尊重しながらプロジェクトを進行し、正当なロイヤリティを支払う仕組みを構築し、ライフスタイルブランド「HERALBONY」のほか、商品や空間の企画プロデュース、取り組みを正しく届けるクリエイティブ制作や社員研修プログラムなどを通じて企業のDE&I推進に伴走するアカウント事業、あたらしい"常識"に挑戦する盛岡のアートギャラリー「HERALBONY GALLERY」の運営を行うアート事業など、多角的に事業を展開。さまざまな形で「異彩」を社会に送り届けることで、「障害」のイメージを変え、80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指す。

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studioFLAT

studioFLATは障がいのあるなしに関わらず、皆の魅力を最大限に引き出して、社会貢献に励む。そして特別な呼称がないFLATな社会を目指す。[FLAT]という名前には、障がいのあるなしに関わらず作品の魅力そのものを[FLAT]に感じてもらいたいというコンセプトが込められており、障がいのある人たちのアートによる共生・経済的な自立を支援しながら、「障がい者アート」 などの特別な呼称をされない社会を目指し推進中。アートが人をつなぎ、実践的なソーシャルインクルージョンの形を示し、まちに住む多様な人びとに対する考え・見方の変化を体験し実感できる活動となることを成果とし、地域社会のより密接な関係性の構築を推進中。

> NPO法人studioFLAT別窓で開く

まちかどTOPPING

共存社会の実現に向けた取り組みの一環として、喫煙所をはじめとするまちかどへ新たな付加価値をつける活動です。「ひと工夫で、地域にいいこと」をコンセプトに、“まちかど”にある喫煙所へ「防災」「アート」「観光」といった新たな価値を“トッピング”します。地域の魅力を発信したり、防災機能を備えたりと、様々な役割で地域住民の方々に貢献する、新しいカタチの喫煙所づくりを目指しています。多くの方々にとって利用価値のある空間の創出を通じて、吸う人も吸わない人も、共存できる社会の実現に貢献していきます。

> 「まちかどTOPPING」

LightUp Galleryプロジェクト

まちかどTOPPINGの一環として、「まちも、ひとも、アートで照らす」をコンセプトに、喫煙所をはじめとした“まちかど”に、アートを通して地域ならではの価値を加えることで、「ひと」や「まち」、「ひと」や「ひと」をつなぐ架け橋となり、地域社会に貢献することを目的としたプロジェクトです。
同じ想いを持つ方々と協働しながら「アートが持つちから」でこれまで以上に地域の魅力を高め、発信することを目指しています。第一弾の宮崎県延岡市に続き、川崎市は第二弾となり、今後も全国各地で展開予定です。