平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
当社グループは、経営理念である「4Sモデル」を追求することを通じ、これまで持続的な利益成長を実現してきました。2024年度もたばこ事業を中⼼に力強いビジネスモメンタムが継続した結果、売上収益・調整後営業利益は過去最高を記録しました。
2024年度の1株当たり年間配当⾦は、194円といたします。
2025年度におきましても、引き続き「4Sモデル」ならびにJT Group Purposeに基づいた経営資源配分を行い、中長期にわたる持続的な利益成長につながる事業投資を実施してまいります。
今後も、多様で変化していくお客様や社会にとっての「⼼の豊かさ」に寄り添いながら、現在の当社グループの姿に限定せず、より発展的なあらゆる企業活動を通じて「⼼の豊かさ」という提供価値を実現すべく、長期的な視点で活動を継続してまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
為替一定ベース*1 core revenue*2
- 2兆9,584億円前年度比+8.4%↑
- 堅調なプライシング効果に牽引されたたばこ事業・加工食品事業の着実な成長により、増収となりました。
為替一定ベース 調整後営業利益*3
- 7,827億円前年度比+7.5%↑
- たばこ事業・加工食品事業の成長により、増益となりました。米国たばこ会社「Vector Group Ltd.」買収効果も増益に貢献しました。
財務報告ベース 当期利益*4
- 1,792億円前年度比-62.8%↓
訴訟損失引当金影響*5を除いた前年度比 -3.9%
- 営業利益の減少に加え、金融損益の悪化により、減益となりました。
2024年度 期末配当
- 97円中間配当97円と合わせて、
1株あたりの年間合計
194円
- 支払開始日:2025年3月27日
株主還元方針
- 株主還元方針については、「4Sモデル」及びJT Group Purposeに基づく経営資源配分方針で掲げる「中長期に亘る持続的な利益成長に繋がる事業投資を最優先」と「事業投資による利益成長と株主還元のバランスを重視」という観点から、以下のとおりとしています。
- 強固な財務基盤を維持しつつ、中長期の利益成長を実現することにより株主還元の向上を目指す
- 資本市場における競争力のある水準として配当性向75%を目安(±5%程度の範囲内で判断)とする
- 自己株式の取得は、当該年度における財務状況及び中期的な資金需要等を踏まえて実施の是非を検討
詳細につきましては、当社ウェブサイト掲載の各種資料をご覧ください。
投資家説明会資料
株主還元方針・配当
(注)
- 前年同期の為替レートを用いて換算/算出することにより、為替影響を除いた指標。ただし、為替一定ベースの実績は追加的に提供しているものであり、国際財務報告基準(IFRS)に基づく財務報告に代わるものではない
- 前年同期の為替レートを用いて換算/算出することにより為替影響を除いた自社たばこ製品売上収益+医薬事業・加工食品事業・その他の売上収益。ただし、為替一定ベースの実績は追加的に提供しているものであり、国際財務報告基準(IFRS)に基づく財務報告に代わるものではない
- 営業利益+買収に伴い生じた無形資産に係る償却費+調整項目(収益及び費用)*
*調整項目(収益及び費用)=のれんの減損損失±リストラクチャリング収益及び費用等
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益/当期利益
- カナダにおける訴訟の和解に伴い、2024年12月期決算数値において、訴訟損失引当金(3,756億円)を営業費用として計上した影響
- 訴訟損失引当金影響を除いた連結配当性向。なお、当該影響を含めた連結配当性向は192.2%