森林保全活動「JTの森 三好」 公益社団法人徳島森林づくり推進機構と約758haの森林保全協定を締結

2022/03/25

JTは、2022年3月23日に公益社団法人徳島森林づくり推進機構と徳島県三好市の民有林約758haを対象とした森林保全協定を締結しました。本協定により、2022年4月1日から5年間にわたり、対象地域を「JTの森 三好」として森林保全活動を実施します。「JTの森 三好」は、「とくしま協働の森づくり事業」として実施する「FAB(Forest Activity Base)とくしま事業」を活用した事例としては、5例目となります。対象地約758ha(このうち75haを整備)は、同事業を活用した取り組みの中で最大の面積です。なお、本協定の締結により、「JTの森」は、三好を含め国内9箇所となります。

この度、三好の森林を維持管理していくことの必要性や重要性、そして、持続可能な森林を育てていくことの意義等を考慮し、当地にて活動を行うこととしました。今後、森の健全な成長に必要な植栽をメインに行い、地域の豊かな水環境を支える森の水源涵養や土砂流出防止、二酸化炭素吸収といった地域(地球)環境の保全に貢献し、人々に安心をもたらすことができるよう取り組みます。


JTグループは、たばこ、医薬、加工食品を中心とした各事業で、葉たばこ、紙、野菜などの原材料を使用しており、自然の恵みに支えられています。三好市は、過去には、概ね400年続いた「阿波葉」の生産が盛んな地域で、諸国回国の修行者「筑後坊」がたばこ種子を持参して播いたのが阿波葉耕作の始まりとの説の「筑後坊」像もある地域です。このような葉たばこ栽培の歴史も踏まえ、事業を支える自然に対する感謝の想いと企業の社会的責任の観点から、JTグループは今後も森林保全活動に取り組みます。

名称 概要
JTの森 三好

実施地

徳島県三好市馬路、平野、東祖谷西山など 3エリア

面積

758ha(植栽面積250haのうち75haを5年間にわたり植栽)

森林概要

スギ、ヒノキ、その他

活動内容

皆伐地の経済林(スギ)の植栽及びシカ食害防護など

活動期間

2022年4月1日より 5年間

■三好市について

三好市は総面積の90%が山林であり、「JTの森 三好」の活動地は、馬路団地、平野・赤谷団地、東祖谷西山団地の3団地で形成されており、祖谷川、吉野川の流域で国指定の天然記念物でもある「大歩危・小歩危渓谷」をはじめ、祖谷のかずら橋、剣山など自然豊かな地域です。スギやヒノキで構成される森林で、三好市の森づくり構想「千年のかくれんぼ」の森構想に鑑み、地域での林業従事者が減少しており、次世代への継続が困難となっていることが課題となっています。また、企業、地域住民が参加する「森づくり活動」のサポートや、関係者、都市部での積極的な木製品利用によって、ライフスタイルへ林業を取り入れる関係人口の拡充を支援しています。

■JTの森

「JTの森」は、JTが「Rethink PROJECT」の一環として、パートナーシップを基盤に地域社会に根差して取り組んでいる活動です。「JTの森」は全国9か所にて展開しており、自治体、森林組合等との連携、従業員ボランティア参加型の森林保全活動を通じた地域コミュニティとの交流を特徴としています。詳細は JTの森ホームページ をご覧ください。

■Rethink PROJECT

「Rethink PROJECT(リシンク・プロジェクト)」は、JTがパートナーシップを基盤に取り組む地域社会への貢献活動の総称です。「Rethink=視点を変えて、物事を考える」をキーワードにこれまでにない視点や考え方を活かして、パートナーのみなさまと「新しい明日」をともに創りあげていくために、社会課題と向き合うプロジェクトです。プロジェクトの詳細は、公式ページ別窓で開く をご覧ください。