森林保全活動「JTの森 鯉が窪にいみ」新見市との森林保全協定を3年間延長
2022/03/10
JTは、2022年3月末に岡山県新見市との森林保全協定期間満了を迎える「JTの森 鯉が窪(こいがくぼ)にいみ」について、対象森林区域を変更した上で、協定期間を2022年4月から2025年3月までの3年間延長し、2期目の活動に取り組みます。これに伴い、2022年3月23日(水)に新見市役所において、岡山県備中県民局新見地域農林水産部長、新見市議会議長、JTの森鯉が窪にいみ森づくり実行委員会会長の立会いの下、新見市長、JT執行役員(渉外担当)が「JTの森 鯉が窪にいみ」協定の調印式を実施します。
「JTの森 鯉が窪にいみ」は、岡山県が推進する「企業との協働の森づくり事業」を活用し、2016年11月から約5年間にわたり新見市と協働で森林保全活動を行ってきました。
2016年からの1期目では、森の健全な成長に必要な間伐や除伐に加え、植樹を行い地域の豊かな水環境を支える森の水源涵養や土砂流出防止の機能をさらに発揮させてきました。
2022年からの2期目では、1期目から対象森林区域を変更した上で、森の健全な成長に必要な間伐とそれに伴う作業道新設、及びこれまでに植栽した幼木の健全な育成を中心とした整備を行い、湿原本来の環境の維持と生物多様性の保全に取り組むことで、多様な生きものが暮らす湿原に恵みをもたらす森づくりを目指します。
JTグループは、たばこ、医薬、加工食品を中心とした各事業で、葉たばこ、紙、野菜などの原材料を使用しており、自然の恵みに支えられています。1970年代には、新見市は県内でも品質の高い葉たばこの産地として知られ、その栽培には森の恵みである落ち葉を利用した落葉堆肥が使用されていました。このような葉たばこ栽培の歴史も踏まえ、事業を支える自然に対する感謝の想いと企業の社会的責任の観点から、今後も新見市とともに森林保全活動に取り組んでまいります。
■JTの森 鯉が窪にいみ
「JTの森 鯉が窪にいみ」のある岡山県新見市は、県の最西北端、高梁川の源流域に位置し、北は中国山地を介して鳥取県に、西は広島県に接しています。市内の大半が石灰岩質のカルスト台地上に位置しているため、いくつかの鍾乳洞も見られます。気象や地質、水環境など豊かな自然環境を背景に、千屋牛、ブドウのピオーネ、トマト、桃、紅茶やキャビアなどが特産品となっています。
協定林では、豊かな水環境を支える森林の水源涵養や土砂流出防止の機能をさらに発揮させるための森林整備を行います。また、鯉が窪湿原を次代に残せるよう、伐採されたマツクイムシの被害木や風倒木等の搬出を実施して、湿原本来の環境の維持と生物多様性の保全に取り組むことで、多様な生きものが暮らす湿原に恵みをもたらす森づくりを目指します。
名称 | 概要 | |
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JTの森 鯉が窪にいみ(2期) |
実施地 |
岡山県新見市哲西町上神代・大野部地内新見市市有林 |
面積 |
50.95ヘクタール |
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森林概要 |
ヒノキ・スギ林、広葉樹林 |
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活動内容 |
間伐、作業道新設など |
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活動期間 |
2022年4月1日より3年間 |