CDP水セキュリティにおいて、
最高評価「Aリスト」に初めて選定
2020/02/03
JTは、国際NGOのCDP※1より水資源への対応と戦略において優れた取り組みを行う企業として、最高評価である「Aリスト」※2に初めて選定されました。JTにとって、気候変動に続く2分野での「Aリスト」取得は初めてとなります。
このたびのCDP水セキュリティにおける「Aリスト」選定は、社会とJTグループの事業にとって潜在的なリスクとなりうる水関連の課題に対し、真摯に取り組んできた結果が高く評価されたものと考えています。
JTグループにおける主な取り組みは、製造工程や灌漑の水使用方法の見直しのほか、再生水の活用を通じた水使用量の削減、グループ生産拠点を対象とした水リスク評価の実施です。また、事業所がある地域によって水に関する課題は異なるため、使用できる水の量、大雨等による洪水、規制の状況、地域社会への影響などを鑑み、総合的に対策を検討しています。
さらには、2019年に「JTグループ環境計画(2030)」を策定し、2030年までにたばこ事業における水使用量を2015年比で15%削減する目標を掲げました。あわせて、JTグループの水資源管理だけでなく、サプライチェーンにおける水リスクの調査及び水利用の管理へのアプローチについても検討を進めており、2022年までにサプライチェーンにおける水リスク管理手法を構築することも目標としています。
これらの計画を通して、事業における水使用量の削減及びサプライチェーンでの水リスク管理を推進することで、国際的な水資源管理を支援していくことを約束しています。
JTグループは、自社及びバリューチェーンにおけるサステナビリティの推進を経営の中核と位置づけており、未来に繋がる持続的な社会の実現に向け、さまざまなサステナビリティ課題により一層取り組んでまいります。
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CDP
CDP(本部:ロンドン)は企業に対し、環境や自然資源に及ぼす影響に関する情報の開示や、その影響を軽減する対策を取るよう働きかけている国際NGO。運用資産96兆米ドルを有する500以上の機関投資家を代表して世界の上場企業を対象に企業の水資源に関する考え方、取り組み、実績等に関する質問書を送付し、その回答をもとに評価を行い、公表している。
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Aリスト
CDPは各企業の回答をリーダーシップレベル(A・A-)、マネジメントレベル(B・B-)、認識レベル(C・C-)、情報開示レベル(D・D-)の4段階に評価する。さらにリーダーシップレベルの中から、最高レベルのAリスト企業が選定される。