よくあるご質問
設備
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Q
喫煙室外に煙・においが漏れて困っています。どうすればよいですか?
A
喫煙室へ向かう気流が、確保されていないと考えられます。対策としては、排気風量を上げて喫煙室へ向かう気流を確保するか、のれんなどを入口に下げて、開口面積を狭めることが有効です。
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Q
喫煙室内に煙・ニオイがこもって困っています。どうすればよいですか?
A
たばこの煙やニオイを除去するには、排気設備が必要です。喫煙室内に新たに排気設備を設置するか、排気設備のある場所へ喫煙室を移設するか、検討してみたほうがよいでしょう。
換気扇を設置していてもニオイが気になる場合は、排気能力が不足していることも考えられます。喫煙室内に煙がこもっている場合は、排気設備の増強を検討してもよいでしょう。また、給気が不足すると排気能力が出ません。喫煙室の扉に、給気のためのガラリを取り付けるなどして、必要な給気を確保するようにしましょう。 -
Q
排気風量はどのように設定すればよいですか?
A
入口風速0.2m/秒以上を確保するために必要な排気風量を確保してください。
・非喫煙場所から喫煙室方向に、一定の空気の流れを(0.2m/秒以上)確保する排気風量(㎥/時)
算出式:0.2(m)×開口面積(㎡)×3600(秒)また、喫煙スペース内の環境を快適に保つには、以下の計算式を参考にしてください。
・喫煙スペースにおける浮遊粉じん濃度0.15mq/㎥以下にする排気風量(㎥/時)
算出式:10(mg)×1時間あたりのたばこ消費本数/0.15(mg) -
Q
給気はどのように設定すればよいですか?
A
排気風量と同等の給気量が確保できるよう設定しましょう。喫煙室を常に負圧に保つため、ガラリやパスによる自然給気(第三種換気)が必要です。
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Q
換気回数はどの程度を目安に設計すればよいですか?
A
喫煙室の広さや、利用人数、入口の面積等によって必要な排気風量は異なりますので、一概に換気回数の目安を設けることはできません。排気風量を設定する場合は、換気回数ではなく、入口風速(0.2m/秒以上)を確保してください。また、喫煙スペース内の環境を快適に保つには、浮遊粉じん濃度(0.15mg/㎥以下)を確保する排気風量を目安としてください。
参考までに、換気回数の計算方法は、排気風量÷容積で求めることが出来ます。 -
Q
構造上の問題で排気を増強できない場合、煙・ニオイの漏れについて解決策はありますか?
A
のれんなどを入口に下げて開口面積を狭める方法や、高性能脱臭機で解決できる可能性もあります。
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Q
エアコンを設置することは問題ないですか?
A
設置自体に問題はありませんが、エアコンが吹き出す気流の向きによって、煙や煙の混ざった空気を喫煙スペースの外に向かって吹き出してしまわないようご留意ください。
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Q
分煙機の効果はありますか?
A
浮遊粉じんを減らし、煙やニオイを抑える効果があります。ただし、完全に煙やニオイを取れるわけではないため、補助的に活用することをお勧めします。
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Q
エアカーテンの効果はありますか?
A
喫煙室外に煙・ニオイを漏れ出さないようにするための補助器具として有効な場合があります。
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Q
扉はどのようなタイプがよいですか?
A
喫煙スペースの扉は設置しない方が煙が漏れにくいですが、設置する場合には、開き戸よりも引戸が適しています。
内装
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Q
どのような内装材をつかえばよいですか?
A
壁紙
汚れ防止、消臭等の機能を付加した機能性壁紙が適しています。また濃い色の方が汚れが目立ちません。
床材
陶製タイル、耐シガレットタイル等の熱に強く、清掃しやすい床材が適しています。
反対にカーペット、Pタイル、木製の板床等は熱に対する安全性が低く、汚れやすいので喫煙スペースには適しません。
詳しくは各メーカーにお問い合わせください。 -
Q
光触媒の効果はありますか?
A
空気清浄機の脱臭方式にも使われており、たばこのニオイを分解して脱臭する効果があります。ただし、完全に分解するには一定の時間がかかるため、給排気をしっかり確保した上で、補助的に使用することにより有効な場合があります。
助成
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Q
助成金のような制度はありますか?
A
喫煙室の設置に必要な経費の一部を助成/補助する制度があります。詳しくは国や各自治体のHPをご確認下さい。